葉山のアロマセラピーサロン「アロマの音色ko」からのお便りです。
みなさん、キンカンのお花の香りをご存知でしょうか?開花時期は7月から10月にかけて、種類によって異なるようです。お花を咲かせる期間はとても短く、その芳しい芳香を楽しめるのもせいぜい一週間ほどに思われます。毎年このお花の芳香が風に乗ってわたしの内部に届くや否や、家を飛び出してご近所の庭先に生きるキンカンのお花を嗅ぎに急ぎます。百合の花びらをごく小さくしたような花姿はとても可愛らしく、「純潔」という言葉が似合いそうです。

昨日、大変心を洗われる事件がありました。名古屋で暮らすふたりの友人に、依頼をされたアロマ用品を宅配便で送る時の出来事でした。
わたしはこの季節を過ごしている友人のことやご家族の様子を心に浮かべながら、お一人おひとりの気質や体質を考慮して、それぞれの香りブレンドを創りました。アロマセラピーの香りの力に、心身の小さな助けになりますようにと願いながらです。
発送までの準備が整い、ふたつの荷物を持っていざコンビニへ向かいました。宅配手続きをしてくれる担当の若い男性がとても不慣れで、書き渡したふたつの伝票とそれぞれの荷物を一致させようとする意識と責任を感じとることができません。「間違えないように、今伝票を貼ってくれませんか?」店員さんはセロテープでかるく伝票をとめてしまいました。年末、年始の郵便物の増加で雇ったアルバイトの方が、年賀状を配りきれずに溝に捨ててしまうという事件があったことが思い出されました。が、きっと彼はセンパイに聞くなどして間違いなく手続きをしてくれる!そう信じて帰宅しました。
しかし、アロマ用品をもう受け取ってくれたに違いないふたりの友人からの連絡がありません。そこで友人達にメールをしてみると、荷物が反対に届いていることがわかりました。
悲しくなってコンビニに電話をして、店長さんに事情を話しました。その方の丁寧な対応と対策には、返って頭が下がる思いになりました。
ひとりの友人に電話をすると、今ちょうど、もうひとりの友人が車で20分30分をかけて荷物の交換をしに動いている最中であることを話してくれました。
友人からのメールには「実はお察しの通りアクシデントが起きまして・・・荷物を受け取った方が送り状を間違えて貼ってしまったのでしょうか。中身がMさんのものがこちらに届いており、Mさんが近くまできてくれるので、これから交換してきますね。ご心配おかけしました。那美さん♡どうか気になさらないでくださいね。
物事はすべて必然で起こっているようなので何か意味があるのでしょう。」
もうひとりの友人はメールで「こんにちは、今千夏さんと交換しました。ご心配なく。千夏さんにもチラッと会えましたし・・・ありがとうございましたました。」との知らせをくれました。
あまりにも優しいおふたりのお気持ちが、わたしの心を洗ってくれます。担当をした男性への不満はどこかに去り、「どうかこの人々の優しさが彼の心を暖めて、これからの仕事に対する糧となりますように…。」そう祈る気持ちへと転換されてしまいました。
さらにら、わたしは何度も確認をして担当の男性に間違えないようにと伝票を貼ってもらったつもりでいますが(彼はセロテープで仮止めしました)、「ほんとうにわたしは間違えていなかったんです!」そう断言できるかどうかがわからなくなりました。自信はないのです。過去のことを思い返せばわたしはたくさんの間違いを起こして来たのですから。

わたしの心を救ってくれたふたりの友人…彼女達からわたしに届けられた優しさと思いやりの香りは何…?そう自分自信に問いかけた瞬間に心に浮かんだ香りはキンカンのお花香でした!「あっ!キンカンのお花の香り。香りに触れた瞬間に胸を大きく開いて、自分を取り巻いているありったけの香気を吸い込み、わたしの存在の全てが安心で満たされて、ゆっくりと大きな吐息を吐くその香り!」に他なりませんでした。

あと2ヶ月ほどしたら、ほんものの香りの便りが初夏の風に乗ってわたしにそしてみなさんに届けられます。キンカンの香りがもたらしてくれる「幸福感」を味わってみてください。「真心の贈りもの」そんな言葉がぴったりの香りです。