葉山のアロマセラピーサロン「アロマの音色ko」は海と山に囲まれて、春から夏へと変容していく息吹の真っ只中に置かれています。昨日と今日の早朝には、サロンの窓からうっすらと富士山の姿が見えました。富士姿を臨む時に思わず「ふう〜」っと吐息が出るのは、ただ純粋に心身が大きな安心に包まれるからでしょうか。
私は毎朝5時半ごろ、この窓の前で大好きな時間を過ごします。シュタイナーの「魂の暦」の言葉を唱え、「毎朝生まれ変わる心」の言葉をメモして、宮沢賢治の詩をひとつ読みます。そして今少しずつ読み進め味わっているのはシュタイナーの本「ヨハネ福音書講義」です。
今朝は、窓の前に座った途端に外の空気が吸いたくなりました。「春の香りはどんなだろう…。新緑の葉っぱの芳香がメインになっているかしら…。」サッと窓を開けて思わず深呼吸!…あれっ!飛び込んで来た香りは何と甘い甘い卵焼きの香りでした。「…お婆ちゃん!」まるでお菓子のように甘い、お婆ちゃんがつくってくれた卵焼きの香りです。この時の幸せに満ちた私の姿や表情は、まるで子ども頃の様子であったろうと思われます。子供時代は両親が共働きなので普段の朝ごはんは自力で用意をしました。田舎からお婆ちゃんがやって来たときだけは、毎朝つくってくれる「お菓子卵焼き」の香りで目がさめるのです。この「わたしの幸せの香り」は今も変わることなく心と体に深く刻まれているのです。

皆さん、「あなたの幸せの記憶」には必ずその時を共にしていた「香り」がともなっていることに気づいていますか?ハイキングを楽しんでいる時、旬の野菜料理をあじわっている時、ある人と時を共にする時など、自然に喜びや幸せの実感が広がる体験には、過去に刻まれた「あなたの幸せの香り」が含まれているに違いありません。その香りが意識できないくらいにほんの微量であったとしても、無意識がちゃんと捉えて、あなたの中で「未来に向かう希望の光」の輝きを強めているのです!