アロマセラピー療法の効果は、精油の中に含まれる植物の力を借りながら、自分自身の自然治癒力や生命力を強めていくところに現れます。心理面への好影響も大きく期待できます。アロマセラピートリートメントを継続的に受けることにより、自然と心身のバランスが安定していくことでしょう。
アロマセラピーの香りの作用は脳の海馬神経を活性化し記憶力を強壮するとともに、「子どもの頃の素直で自然体な自分」を思い出すきっかけを与えてくれます。そうして素直な自分との出逢いが重なるにつれ、自分にとって何が大切であるのかに気づきやすくなり、自己認識にプラスの変化がもたらされます。
アロマセラピーの実践によってもたらされる心の落ち着きは、家族や大切な方の人生を応援する力に変わっていきます。あなたに他人を思いやる余裕が生まれ、あなたの優しさがアロマセラピーの贈りものとなって相手に届き、愛情と思いやりに溢れた人間関係が築かれていくのです。
アロマトリートメントを受けているうちに、自分の身体感覚が鋭くなって来たことに気づきました。早い段階で体調の乱れをキャッチし対処できるようになったので、心身のバランスの乱れが少なくなり、以前より健康を維持できていると実感しています。アロマトリートメントを定期的に受けるようになってから、以前よりも自分の身体を大切にできるようになりました。
アロマセラピーを通じて、香りやマッサージが心と体に与える影響を学びました。「どんな香りが好きなのか」「何を心地よく感じるのか」など自分に素直になることを学び、ありのままの自分をより受け入れられるようになりました。自分にとって何が大切かが明確になり、人生の選択がスムーズになったように思います。まだアロマトリートメントを受けた経験のない方も、是非一度トライしてみることをお勧めします。
アロマセラピー講座でハンドマッサージを習った当初は母親の手を触ることに抵抗を感じましたが、思い切って自作のトリートメントオイルで母の手をマッサージしたところ、寝たきりになっている母が「ほんとうに気持ちがいいよ。好い香りだねぇ。優しい息子を持てた幸せが最高だよ。」と言ってくれました。それ以降、母を看取るまでの間、香りを乗せたハンドマッサージが言葉を超えたコミュニケーションの手段になってくれました。わたしと母の大切な思い出です。